光の三原色(ひかりのさんげんしょく)
〜光と光を足し算(たしざん)したらどうなるの?〜
光と光を足し算したらどうなると思いますか?答えはかんたん,明るくなるのです.では2色の光を足し算したらどんな色になるのでしょうか?これも答えはかんたんなのです.たとえば,赤い光と緑の光をまぜると黄色い光になるように,もとの光の色よりも明るい色になるのです.
それでは,たくさんの色の光を足し算していくと何色になるのでしょう.光の足し算は明るくなっていくのだから・・・.今日は,光の代表的な色<赤・緑・青>を使って,光の足し算であそんでみましょう!
≪よういするもの≫
紙コップ プラスチックのコップ マジック(黒・赤・緑・青) 懐中電灯 カッター
※紙コップとプラスチックのコップは同じ大きさのもの
≪つくりかた≫
1.紙コップの底(そこ)を、きれいに切りぬきます。
2.プラスチックのコップの底のまん中を台紙のまん中にあわせます。
3.ずれないように気をつけながら、台紙の線にあわせて線を引きます。
4.ひっくり返して、赤・青・緑の3色をぬります。

≪あそびかた≫
1.プラスチックのコップに紙コップをかぶせます。
2.コップの口のほうから懐中電灯の光をあてて,その光を白いかべや紙にあててみましょう.
3.色をぬったところを手で隠してみましょう。どうなるかな?

≪ためしてみよう≫
・あか + みどり + あお =
・あか + みどり=
・あか + あお =
・みどり+ あお =

≪光のひみつ≫
・人間の目で見える光のことを,可視光線といいます.
・太陽の光を三角プリズムでぶんかいすると,
「赤・だいだい・黄・緑・青・紫」の6色の光にぶんかいできます.
・虹が7色に見えるのは,空気中の水滴がプリズムのはたらきをするからなのです.
・光の基本色は,赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)で,この3色を光の3原色といいます.
・コンピューターなどの話で出てくる『RGB』というのはこの3色のことです.
・テレビやパソコンの画面をよく見てみてください.赤・緑・青の3色の小さな光が出ていませんか.じつは,この光の足し算を利用しているのです.
≪かんがえてみよう≫
1.太陽の光や蛍光灯の光に照らされた時,光に色がついていないのはなぜだろう?
2.太陽の光で物を見た時と,蛍光灯の光で物を見た時に少しだけ色がちがうのはなぜだろう?
3.テレビやパソコンの画面では,どうやってたくさんの色を出しているのだろう?
4.身の回りにあるもののほとんどは色がついているように見えるのはなぜ?
5.植物が緑色に見えるのはなぜ?
≪おはなし≫
光は,いくつかの色の光にぶんかいすることができます.しかし,私たちはもっとたくさんの色をくべつすることができます.ひみつは,[3色の光]と[人間の目]にあるのです.
[人間の目]
人間の目には,赤・緑・青の光を感じることができる細胞があります.これらの細胞が,3色の光の強さがどれくらいなのか,を感じることによってたくさんの色を判断しているのです.
そして,ものにはきまった色の光を吸収したり反射したりするはたらきがあります.たとえば赤色に見えるものは,赤の光を反射して緑と青の光を吸収しているのです.そうすると,人間の目の中には赤色の光だけがはいってくるので,赤色に見えるのです.ですから,ものには「色がついている」のではなく,「きまった色の光を反射するせいしつを持っている」のです.光が当たらない暗やみでは光が反射されないので,色をくべつすることができないのです.
[3色の光]
光の色には,[赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)]の基本になる3色(原色)があって,この3色を,『光の3原色(ひかりのさんげんしょく)』といいます.この3色の光がどれくらいの強さでまざりあわさるかによって,何色になるかがきまってくるのです.ということは,この3色をまぜあわせることによって,他のすべての色がつくられるのです.この『光の足し算』は,むずかしい言葉でいうと,加法混色といいます.そして,この3色が同じ強さでまぜあわさると,色は白くなるのです.
『絵の具の3原色』(青緑(シアン),赤紫(マゼンダ),黄)をあわせると光とは反対に黒くなってしまいます.それは,すべての色の光を吸収して反射されなくなるからなのです.