風船ホバークラフトで遊ぼう!

 

〜物体が浮いたらどうなるの?〜

 

北海道余市高等学校  高橋 慎一

 

みなさんは“摩擦力(まさつりょく)”って知っていますか?自転車のブレーキなどは,この摩擦力を大きくすることでタイヤの回転を止めています.反対にリニアモーターカーは,磁石の力で浮きあがることで摩擦力を小さくするので400kmもの高速で進むのです.また,ホバークラフトという乗り物は,空気のちからで浮くことによってすべるように進んでいます.

今日はこのとても身近な“摩擦力”を利用したおもちゃ作りに挑戦してみましょう!!!

 

≪用意するもの≫

ゴム風船1個  フィルムケース2個  CD-ROM(丸く切ったプラ版でも可)  両面テープ

 

≪つくりかた≫

1.ひとつのフィルムケースのフタケースの底に革ポンチで穴を開けます.

 

 

 

 

 

 

 

 


2.もうひとつのフィルムケースの,

底の中心をドリルで穴を開けます.

 

テキスト ボックス: フィルムケースの底は,
中心が簡単にわかるので,
その部分に穴を開けましょう
 

 

 

 

 


3.ドリルで穴を開けたフィルムケースの底に

両面テープをつかってCD-ROMを貼りつけます.

 

 

 


4.皮ポンチで穴を開けたフィルムケースとフタに風船を通して,

風船の口をフタにかぶせます.

 

テキスト ボックス: フタの方向に注意してください!
 

 

 

 


≪あそびかた≫

1.風船を取りつけたフィルムケースのフタに口を当てて,息を吹き込んで風船をふくらませます.

2.CD-ROMを取りつけたフィルムケースに,風船を取りつけたフィルムケースをはめ込みます.

3.床の上に置いて,指で軽く押します.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


≪不思議はどこだ!!≫

1.CD-ROMは,床にくっついているのかな?

2.空気がでる穴を大きくしたり小さくしたりすると,どうなるんだろう?

3.風船がしぼんでしまうと,つるつるした床の上でも進みません.なぜだろう?

4.でこぼこの所や,ざらざらする場所ではうまく進むことができません.なぜだろう?

5.ゆっくりとテーブルの端に行ってしまっても,なぜか落ちません.どうしてだろう?

 

≪考え方≫

摩擦力とは,たがいにふれている物どうしにはたらく力です.物の表面の目に見えないような小さい凹凸がぶつかる時や,なめらかな面でも,物をつくっている小さな粒子(原子や分子)がたがいに引き合うために発生する力です.

ですが,二つの物のあいだに空気などが入って“すきま”ができると摩擦力はたいへん小さくなるので,軽い力ですべるように動くことができるのです.本物のホバークラフトも,この原理を利用しているのです.

 

≪実験のカンどころ≫

ふくらませた風船を上手に取り付けるには…

ふうせんに空気を入れたら,風船を23回ひねってみてください.

そうすると空気が抜けないようになります.

どんな場所で遊べばいいの?

つるつるした平らな場所のほうがよく動きます..

でこぼこした場所だと,上手に動きません.

 

≪もっと知りたい人へ≫

‘98青少年のための科学の祭典 実験ガイド集 (室蘭大会)   改良型ホバークラフトを作ろう

Cowboy’s Room (http://www.ae.wakwak.com/~motoya/kousaku/hober/hober.htm

北海道立理科教育センター物理研究室研究員     本谷 一

・教養文化シリーズ NHKやってみよう,なんでも実験vol.2 ― 自由研究のヒントがいっぱい

発行  日本放送出版協      編集  井上 譲