飛ぶタネ模型をつくろう


 みなさん、タンポポの綿毛は知っていますよね。植物のタネは実にさまざまな方法で移動します。その中でも、木材に使われるラワンと、熱帯アジアにあるウリ科植物のアルソミトラの木のタネは、上手に空を飛んで移動します。今日は、発泡スチロールのシートを使って、飛ぶタネの模型作りにチャレンジしてみましょう。

【よういするもの】

 発泡スチロール、ニクロム線、電池ボックス(単1用4本分)、単1電池4本、板、ネジ、ナット、ワッシャ、リード線、輪ゴム(2本)、台所用アルミシート(シール)、おもり用シール、ハサミ、のり
 
【つくりかた・あそびかた】
 

1.発泡スチロールをカッターで10×5cm位の大きさに切ります。

2.図1のようにニクロム線カッターを作ります。ワッシャでニクロム線の高さを調節し、ニクロム線がたるまないように、輪ゴムでひっぱるのがコツです。


図1 ニクロム線カッター

3.アルミシート上をすべらせるように発泡スチロールを動かし、うす切りにします。

4.できあがったシートをハサミで1.5×15cmくらいに切り取ります。

5.アルソミトラのタネの模型

  発泡スチロールシートのまん中に図2のようにシールをはり、シールを前にして、高いところから手を離します。


図2 アルソミトラのタネの模型

  うまく飛ぶかな?

6.ラワンのタネの模型

  図3のように,2枚のシートをわずかにずらしてはり合わせ、シートを少し外側にそらせます。合わせた方を下にして高いところから手を離します。


図3 ラワンのタネの模型

  どんなふうに落ちるだろう?

【不思議はどこだ?】

1.発泡スチロールのシートだけではうまく飛ばないのに、これらはどうして飛ぶのだろう?

【はなしてみよう】

1.おもりのシールをまん中からずらすとどういうふうに飛ぶだろう?

2.1枚のシートでラワンのタネの模型を作れないかな?

3.ふつうの紙で作ったらどうなるだろう。

【しくみについての考え方】

1.空気はサラサラではなく、ネバリがあります。こ のネバリが軽いシートの動きを決めているのです。

2.飛行機がうき上がる力(浮力)も、この空気のネバリに関係があります。

【実験のポイント】

1.発泡スチロールをできるだけ薄切りにするのがコツです。

2.うまく飛ばすにはコツがあります。力はいりません。

【もっと知りたい人ヘ】

参考文献:

 作って飛ばそうアルソミトラの種子の模型
  http://kakuda.ed.niigata-u.ac.jp/~ishizaka/ALSO/also.html


motoya@butukura.org